2011年03月16日
続・続・バンキン屋です。
今日は、仕事の内容をUPしてみます。
先日、ある工場から依頼がありました。
「谷樋から雨が漏っているので、直して欲しい」との事。
谷樋とは、屋根がいくつも並んでいる場合、屋根と屋根がつながっている部分を言います。
丁度、山と山の間を流れる谷川みたいな所なんですね。
食品関係の会社ですので、雨に濡らしては大変です。
すぐにご都合を相談しておいて、本日お伺いする事になりました。
一緒に行った職人さんと原因を調査中です。
職人さんの見た目と合わせ、いろいろ意見交換しました。
結局、長~い樋の接続部から雨漏りしている事が判明しました。
見にくいですが温度差の為の伸縮で接合部が外れかけて、シール材も切れています。
早速、修理に取り掛かりました。
まず、接合部の汚れや錆をきれいにふき取ります。
次に、シーリング材を充填し、その上からブチルテープを貼ります。
最後に、同じような形に折り曲げた鉄板でカバーします。
念の為に、ここにもしっかりシーリングを塗っておきます。
この工場には、同じ原因の雨漏りが3ヶ所、そして、排水用の竪樋の不具合が2ヶ所程ありましたが、すべて補修終了です。ご苦労さまでした。
私たち板金屋って、実はこんな事もやっているんですよ。
でも、これだけで終わりでは無いんです。今後、この箇所の雨漏りが止まらなかった場合は、止まるまで責任を持って、何度でも通います。今回のように、単純な雨漏りなら判りやすいのですが、複雑になると原因を探るのにずい分と時間が掛かる事もあるんです。
ちょっとした雨漏りでも、使っている方にはずい分困った問題ですよね。これは、樋だけに限らず、屋根・壁の雨漏りにも通じる事です。
あとは、外壁からの隙間風を防いで欲しいとか、埃を入れないようにして欲しいとか、結構相談される事は多いんです。
新築の屋根・壁・樋工事だけでなく、現在お使いになっている建物のちょっと困った事やご相談は、やっぱり板金屋が一番判りやすいでしょうね。
余談ですが、つい最近、トイレの手洗い用の蛇口の取替えもしましたよ(笑) ← ←なんでやねん。
あ、またコマーシャルになってしまい、スミマセンでした。